東海技研はさまざまな駐輪場管理システムを開発!導入事例を紹介
東海技研は、駐輪場管理に特化したさまざまなシステムを開発し、先進的な技術を活用して安心・安全な駐輪環境を提供しています。
これまでに全国各地で駐輪場の管理や運用を行い、自治体をはじめ多くの施設でその技術が採用されてきました。中でも、特許を取得した電気を動力としないサイクルンゲートや顔認証システムを駐輪場に導入することで、不正通行防止やスムーズな管理を実現しました。成功事例を通じ、さらなる利便性向上を目指しています。
目次
東海技研はどんな会社?高い技術力で安心安全な環境を目指す
東海技研は、長年にわたり駐輪場機器の製造と管理を通じて、高い技術力で安心・安全な環境づくりに貢献している企業です。駐輪場の運営から顔認証システムの開発まで、先進的な技術を駆使し、利用者に快適で利便性の高いサービスを提供しています。
◇指定管理事業
東海技研は、長年にわたり駐輪場機器の専門メーカーとして全国各地で自転車環境の整備に携わってきた企業です。
駐輪場機器の製造にとどまらず、現場の運用面にも深く関与してきた経験を評価され、2020年4月から長野県松本市営自転車駐車場9カ所の指定管理業務を開始しました。3カ所の有料駐輪場と6カ所の無料駐輪場を管理し、東海技研グループ全体が24時間体制で運営に取り組んでいます。
機器の製造から管理、コールセンターまで一貫して運営を行うことで、利用者からの意見やトラブルに迅速に対応できる点が大きな強みです。現状維持にとどまらず、より快適で使いやすい施設づくりを目指し、サステナブルな環境の実現に向けて日々挑戦を続けています。
◇顔認証システム
東海技研は、駐輪場管理や関連システムの開発において高い技術力を持つ企業で、特に次世代の利便性を追求した顔認証システムの開発に力を注いでいます。日本電気株式会社と共同で開発を進めてきたこの顔認証システムは、マスク着用時でも認証可能であり、ICカード並みの処理速度や不正利用防止機能を備えた、安心と利便性の両立を叶えられる画期的なシステムです。
さらに、防水設計により屋外環境でも使用可能で、駐輪場管理における無人運用も可能にする「Cyclune Pedia」との連携を通じて、ユーザーはWeb上で顔の登録や料金決済を完了でき、現地での手続きが不要になります。東海技研は、このような革新的なシステムを提供することで、より安全で便利な自転車駐輪環境の実現を目指し、日々挑戦を続けています。
東海技研の駐輪場管理システムを紹介
東海技研の駐輪場管理システムは、最先端の技術と独自のノウハウを駆使し、安心・安全・快適な駐輪環境を提供します。入口発券機、出口精算機、サイクルンゲートなど、多彩なシステムで利用者の利便性を高め、高い評価を受けています。
◇BeAT サイクルンゲート
画像出典:東海技研
BeATサイクルンゲートは、特許取得済みの電気を動力としない独自機構を持ち、安心・安全・省エネを実現した画期的な駐輪ゲートシステムです。
人力で回転させる非動力型回転式ゲートにより、挟まれ事故のリスクがなく、電動ゲートよりも高い処理能力を誇ります。1分間に最大12台の処理が可能で、デュアルゲート機構による共連れ防止機能を備えています。
また、自転車やバイクを自動で判別し、車種ごとに料金設定も可能です。自治体導入シェア80%以上という実績を持つ、信頼性の高いシステムです。
◇入口発券機
画像出典:東海技研
入口発券機は、2つのプリンタを搭載したデュアル発券システムにより、トラブル時にも自動で切り替えが可能なため、無人管理や深夜運用でも安心して利用できます。サイクルンゲートや二輪車識別機と連動できるため、車種ごとの正確な満車管理を実現可能です。バーコード印字による不正防止機能や、Felicaカードなどを使ったチケットレス運用にも対応しており、利便性と安全性を両立しています。
また、一時利用と定期利用を併用管理でき、更新期限のアナウンス機能も備えているため、ユーザーにとってスムーズで快適な利用環境を提供可能です。
◇出口精算機
画像出典:東海技研
出口精算機は、現金や各種キャッシュレス決済に対応しており、事前精算機運用にも対応した多機能な精算システムです。駐車券やICカードの履歴を読み込み、スムーズな精算を実現しています。また、視認性に優れたタッチパネルやランプ、アナウンスによる操作案内があり、初めての利用者にも使いやすい設計です。
時間帯別料金や無料時間設定など、多様な料金体系に対応し、釣銭切れやシステム異常、不正扉開放信号などは東海技研コールセンターと連携し、24時間体制で迅速な対応が可能です。操作性と安全性を両立した次世代型の精算機といえます。
非接触型ICカード対応のサイクルンゲートを導入した事例
画像出典:東海技研
他社製ゲートシステムと上段引き出し式の2段ラックで運用していた、市営自転車駐車場の全面リニューアルの施工事例です。施設の老朽化や利用者の運用面での改善希望を受け、リニューアルプランが採用されました。ゲート通行時のトラブルを引き起こしていた磁気カード運用を廃止し、非接触型ICカード対応のサイクルンゲートを導入しています。これにより、カード詰まりや不正通行などの問題が解消され、安心安全かつ迅速な処理能力が実現しました。
この駐輪場は総契約者数が2,000名を超える大型施設で、利用者の7割以上が高校生という特徴があります。特に、朝の通学時間帯に一斉にゲートを通過する高校生のラッシュ時には、1分あたり最大12台の処理が可能なサイクルンゲートの独自機構が本領を発揮し、スムーズな運用が実現しました。
また、旧式の上段引き出し式2段ラックを撤去し、垂直昇降式2段ラックを導入しました。これにより、上段利用も快適になり、配置レイアウトを見直すことで収容効率が2052台から2237台へ大幅にアップしています。市の施設として初めて交通系ICカード決済に対応し、大きな成功を収めた事例となりました。
無料制から有料制へリニューアルした事例
画像出典:東海技研
歩道上にある無料制の駐輪場施設では、不法駐輪や車両の盗難、スペースを守らない駐輪などが発生していました。そこで、安心して利用できる満足度の高い駐輪場を整備するために、有料制の駐輪場としてリニューアルした事例です。200mを超える距離に600台を収容する難しい課題に対し、収容効率の高い東海技研製スライド式個別ロックを採用しました。
隣接する車両をスライドさせることで、余裕のあるスペースを確保し、管理者側の収容台数確保と利用者側の使いやすさを両立しています。
また、横に長い形状の歩道上という特性を考慮し、等間隔に5台の精算機を設置しました。これにより、精算機が遠くなるリスクを回避し、支払いは現金に加えて交通系ICカード決済にも対応しています。便利で使いやすい最先端の設備を備えた駐輪場としてリニューアルを実現し、誰もが安心して利用できる環境へと生まれ変わりました。
東海技研は、暮らしに寄り添い、未来に向けたソリューションを提供する企業です。駐輪場管理や指定管理事業、顔認証システムの開発・運用を通じて、安心・安全な社会づくりに貢献しています。
特に、長野県松本市営自転車駐車場の指定管理事業では、2020年4月より管理を開始し、有料と無料を含む計9カ所の駐輪場を24時間体制で運営しています。これまで培ったノウハウを活用し、利用者の意見を迅速に反映させる強みを持ち、現状維持にとどまらず、使いやすい施設づくりを目指して日々努力しているのです。
また、次世代の利便性を追求した顔認証システムの開発も強化し、マスク着用時の認証や不正利用防止を実現しました。Webサイト「Cyclune Pedia」と連携して、定期利用申し込みや決済、入退場管理まで無人で対応できる先進的なシステムを提供しています。