駐輪場のサイクルラックは定期的にメンテナンス・修理をしよう!
マンションの駐輪場に設置される垂直昇降式や2段式サイクルラックは、日常的なメンテナンスが不十分だと経年劣化や摩耗による不具合が生じ、高額な交換費用が必要になる場合があります。メンテナンスには高圧洗浄、潤滑油注油、ボルトの増し締めが含まれ、信頼できる修理サービスのサポートが重要です。
目次
駐輪場のサイクルラックは定期的なメンテナンスが重要?
近年では自転車移動をする人が増えたことにより、垂直昇降式ラック、スライド式ラック、2段式ラックなどのサイクルラックがマンションなどの多くの駐輪場施設に設置されています。
しかし駐輪場は、居住者の人々に毎日使われる共用部分であるにも関わらず、多くのマンションで日々の清掃やメンテナンスが行き届いていない場合も少なくありません。
サイクルラックを放置し続けると経年劣化や使用による摩耗によって、がたつきや動きの重さ、動作不良に繋がることがあります。また最悪の場合は補修が行えず、サイクルラック自体の交換が必要となる場合もあるでしょう。
特に交換となってしまう場合には費用も高額となることから、マンションの管理組合にとっては思わぬ出費が発生することになってしまいます。
このような大きな出費を招かないためには、年に1回程度を目安とした専門のプロによる定期的なメンテナンスが効果的です。プロによる定期的なメンテナンスを受けることで初期の動作不良の修繕を行えるため、より長く使い続けることが可能となります。
また劣化の進行なども把握できるので、将来的に必要な費用も事前にわかっておけるのも大きなメリットです。
駐輪場メンテナンスの主な内容とは?
駐輪場のメンテナンスは高圧洗浄機による清掃、潤滑油の注油、ボルトの増し締めを行うのが主な内容です。
◇高圧洗浄機による清掃
屋外に設置された駐輪場はメンテナンスをせずに放置していると、汚れや埃が溜まっていたり、落ち葉やゴミなどがラックの隙間に詰まっていたりすることがあります。高圧洗浄機を用いて清掃することで、見た目が綺麗になるだけでなく、不具合のある箇所の特定にもつながります。
◇潤滑油注油
垂直2段式ラックや2段式ラック、スライドラックの動きが鈍い場合には、可動部分への潤滑油の注油をするのが効果的です。多くの場合は注油することで動きがスムーズになりますが、これで動きの改善がみられない場合には消耗部材の交換が必要である可能性が高いです。
◇ボルトの増し締め
長期間使用され続けたラックでは、メンテナンスがなされていないとラックを支えるボルト部分が緩んでいることがあります。これをそのまま放置すると上段ラックの支柱が倒れてしまう可能性があり大変危険です。
メンテナンスの際にはボルトの増し締めを行い、常に支柱が安定している状態にします。
サイクルラック修理の流れとは?
画像出典:フォトAC
サイクルラックを壊れたまま使い続けることは、安全性に欠けるため早急に修理を依頼することが重要です。サイクルラックの修理は以下のような流れとなっています。
◇お問い合わせ
まずは電話やメールを利用して、サイクルラックの修理を行っている業者へ問い合わせを行います。
◇現場の調査
写真によって確認を行う業者もありますが、より確実に状況を伝えるためには現場での故障状況の確認がより有効でしょう。業者と立ち会いの上で不具合のある箇所や劣化部分の確認、調査を行うことが大切です。
◇見積り
現場調査から1週間から10日経つと、現場調査の内容を元にした修理の見積もりが届きます。
◇発注
見積もり内容に納得をした上で業者への発注を行います。業者はこの発注を元に部材や施工の手配を行います。
◇施工
部材の納期などに合わせて工事日程を調整し、実際に施工を行っていきます。
◇報告書
施工が完了すると写真付きの報告書などによって、作業内容の報告が行われます。最終的な費用についての請求書を受け取り、支払いを行います。
サイクルラック修理や駐輪場メンテナンスに対応している会社を紹介
安全にサイクルラックを使用し続けるためには、修理サービスの充実した会社のサポートを受けることがポイントです。
日本サンサイクルは自転車駐車場関連機器のメーカー及び専門商社として30年の実績を誇ります。
サイクルラックの修理をする際に問題となりやすいのが、古い製品だと廃盤になっている場合や、そもそもどこのメーカーの製品だったのか判別がつかなくなっている場合です。このような場合には各メーカーに問い合わせるのではなかなか解決に結びつきません。
日本サンサイクルのような商社に相談することで、最適な解決に繋がりやすいのが大きなメリットでしょう。
さらに日本サンサイクルでは設計や施工だけでなくゲート管理、管理システム、更新及び発見、場内整備、警備システム、集金管理業務といった駐輪場システムに関わる全てを担うトータル管理システムを導入しています。全ての管理を一つの窓口でサポートしてもらえることで、運営や管理においても安心して行うことができるでしょう。
自転車利用者の増加に伴い、マンションの駐輪場に垂直昇降式や2段式などのサイクルラックが設置されていますが、これらのラックは日常的なメンテナンスが不十分なことが多いです。放置すると経年劣化や摩耗により不具合が生じ、最悪の場合は高額な交換費用が必要になります。
メンテナンス内容には高圧洗浄、潤滑油の注油、ボルトの増し締めが含まれます。サイクルラックの修理は問い合わせから見積り、施工までの流れがあり、信頼できる修理サービスを提供する会社のサポートが重要です。日本サンサイクルは駐輪場システムのトータル管理を提供し、運営の安心感を高めています。